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創業への思い

ドラッカーは「非営利組織の強みは、報酬のためでなく大義のために働くところにある。
それだけに、組織の側に、情熱の火を燃え続けさせる責任がある。仕事を労働にさせてはならない。
非営利組織はミッションのために存在する。ミッションを感じることこそが非営利組織の源泉である」と言いました。

社会的課題を解決することが、病院、施設、学校、自治体、NPOなどの公益・共益事業の本来の使命であり、
そこに人々の根源的な思いがあるのではないかと思います。

しかしながら、様々な現場に足を運ぶ中で、日々の業務に追われて自分たちのミッションを見失っている組織、
与えられた役割を果たすことに縛られ、仕事に情熱を感じられなくなっている管理者・リーダーの姿、
顧客のために身を削り、燃え尽きてしまうスタッフの方々を多く目にしてきました。

目の前の困っている人を助けたい、そんな純粋な思いを実現するために組織に加わったにも関わらず、
いつの間にか、組織のために働くことが目的になり、本来のミッションを大切にできなくなっている。
このような事象の背景には、従来の組織マネジメントやリーダーシップのあり方そのものが限界を迎えていることを示唆しているように思います。

これまで機能していた中央集権によるトップダウンのマネジメントは、人々の貢献意欲や自律性を失わせるように働き、
徐々に時代環境に合わなくなってきており、経営者と従業員が主従関係ではなく一人の対等な人間として関わり合う時代がやってきています。

人にはそれぞれ固有の用があります。つまり、自分に与えられた役割に気づき、その役割を全うするために命を使うことが、
人の本来の生き方であり、組織はそれを表現する一つの場にすぎないのではないかと思います。

組織があって人がいるのではなく、人がいて組織がある。今あらためて、組織のための組織でなく、
そこに集う人々の思いを叶える本来の組織としての姿を取り戻すタイミングにきています。

人は何のために生きるのか、組織は何のために存在するのか、私たちは、そうした素朴な問いかけを続けながら、
医療・介護・福祉・教育・環境など社会的課題を解決するために活動している組織のマネジメントとリーダーシップの新しい可能性を探ってまいります。

人の命を誰よりも尊く扱う人たちが、誰よりも自分の命を尊く扱う存在としてあり続けることを願って。

 

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社会

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・成熟社会

・不確実な社会

・多様性の社会

経営の目的

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・あるべき姿の実現

・成長、拡大、生き残り

・利益の質を追求

・未来への価値創造

・共存、共生、共創造

価値観

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戦略

・トップダウン経営

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